【ノウハウ公開】インバウンド向けSNS記事の作り方|好かれる/要注意の投稿ネタと書き方の4つのポイント

こんにちは!ビヨンドの寺島です。

弊社では今までにいくつもの切り口で色々なサービスや地域の情報を外国人に向けてSNSで発信していきました。
現在はコロナでなかなか渡航が難しいですが、日本は外国人がコロナ終息後に行きたい国ランキングで東南アジアでは1位!欧米豪からも2位と非常に人気が高い国となっております。
そこで、アフターコロナに揃え、SNSなどで未来の顧客のために情報を発信をし、コロナ終息後に選択肢として選んでもらえるようにしておく事が今はとても大切だと思っております。

世界に向けて発信をするという事は、文化・思想などが様々な人たちに向けて情報を発信していくという事になります。コミュニケーションを気軽にとれるという点で、SNSはとてもユニークで、毎回情報を発信する際に、とても面白い反応やコメントがあり、対応している私たちもとても勉強になっています。
今回は今まで発信してきたコンテンツの中で、海外から反応が良かった「コンテンツ」について、逆に予想外に「良くない反応がきてしまったコンテンツ」をご紹介できればと思います!

【外国人に反応が良いコンテンツ①】
季節感が重要!特に桜は最強!実際の問い合わせや予約等の反響につながるコンテンツの発信の仕方とは?

まず、一つ目の反応がよいコンテンツのポイントは季節感を訴求していくということです。四季による行事や自然の移り変わりは本当に海外からの多くの反応を得られます。
季節感は反応がいい!という事自体は“今更・・・”と感じる方も多いと思いますが、その反応が「いいね!」の増加だけではなく、きちんとサービスの認知度向上や予約、具体的な問い合わせに繋げる事ができているでしょうか?
案外、発信して反応はいいものの、具体的な問い合わせに繋げるに至っていないというケースもよく見かけます。発信の仕方や企画のタイミングの合わせ方次第で、季節感の訴求はキャンペーンや実予約・問い合わせの増加により繋げやすくなります!
発信のポイントとしては、ただ単に季節のみの投稿をしても「いいね」等の反応をもらえても、予約や購入といったアクションに繋がらないので、きちんとサービスも絡めて発信していくようにしましょう!
例えば、飲食店であれば、「お店の近くの桜が満開です、春の特別メニューが期間限定ででます!是非食べにきてね」や、旅館・ホテルであれば「日本の桜の名所は当ホテルからとてもアクセスがよく徒歩●分でいく事ができます。今ならまだ桜の季節の予約もできますので来てください!」など、「季節の写真・訴求+その季節だからこそ受けられるサービスのメリット」を合わせて発信するととても効果的ですし、いいなと思ったユーザーから具体的な「●日はあいてますか?」などの具体的な問い合わせに発展しやすいです!

また、海外旅行は当然ですが、明日いく!などもできないので、訪日時の目的地の選定は数ヶ月前から準備を始める事も多いです。なので、その季節ドンピシャでの掲載だけではなく、少し早めの旅前のユーザーを意識して発信する事も有効です。
特に「桜」「紅葉」はどの国にコンテンツ発信しても、最強のコンテンツになり本当に反応がよいです!桜の季節にキャンペーンなどをやると通常の2倍くらいの反応を得られたりするので、なにかキャンペーンを実施するような企画を考えるときには季節を考慮し反応がよさそうな季節のコンテンツと絡めて実施すると通常以上の効果が期待できる事もあります!
ぜひ、発信する際には実際に訪日の際の目的地に組み込んでもらえるように工夫して発信してみてください!

【外国人に反応が良いコンテンツ②】
第三者視点での口コミ系コンテンツを発信する!他者からの紹介で信頼度UP!

自社SNSページの更新となるともちろん、自社スタッフがサービスについて発信していく事になるので、ある意味都合の良い情報の発信ばかりになります。そこで、「お客様に登場してもらう」「他社が書いたブログの記事をコンテンツとして紹介する」など、第三者を登場させる事でSNSユーザーからの信頼度を得る事はとても重要です。
インフルエンサーやパワーブロガーなどのサービスもありますが、お金もかかりますし、まずは実際のお客さまからの口コミを集めて発信していく事からスタートするのがよいと思います。スタッフの方と一緒にお客様が映っている写真などもリアルでよいと思います。
自社だけではなく、お客様なども巻き込みつつ、情報発信を日々する事で「自分も楽しめそうだ」「信頼できそうだ」と感じてもらえるコンテンツはユーザーのモチベーションUPにも繋がります!

【掲載に注意が必要なSNSコンテンツ】
動物・ニュースを扱う記事は書き方や写真に気をつけて!

注意が必要な、と書いたのですが、実は外国に向けて情報発信すると通常は好反応が返ってくる事がほとんどで、特にFacebookなどは実名でやっている人も多い事から荒らしなど悪質な反応をする人はほとんどいません。
ただ、やはり写真・記事についての感じ方・捉え方が人により様々な、発信時に注意が必要と感じるのは「動物」と「ニュース」です。

【掲載に注意が必要なSNSコンテンツ①】
動物については、“かわいそう”とネガティブに捉えられる事もある

動物園や水族館、猫カフェなど、日本国内では割とメジャーなエンターテイメントのコンテンツも「かわいそう・・・」と捉えられてしまう事も多いです。人の感じ方に大きく差がでるコンテンツですので、ちょっとでも懸念がある場合は避けたほうが良いかもしれません。

【掲載に注意が必要なSNSコンテンツ②】ニュースについては発信の仕方次第!ポジティブ変換が重要

ニュース要素を含む情報を発信する際にはなるべくポジティブな発信になるように書き方を工夫する事をおすすめします。
事実だけを伝えるとユーザーとしても反応しづらい事がありますし、下手すると炎上します。写真や見出しなどもポジティブな事を発信するようにし、「応援したい!」と思ってもらえるような発信にするのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?SNSでの情報発信は長期戦です。投稿した次の日から効果が即出る!というものではなく、多くの場合は“育てていく”という感覚です。
色々な切り口で情報発信をしていきつつ、きちんとどういう記事でどういう反応があったのか?反応率はどのくらいだったか?を定期的に振り返り、反応や問い合わせに繋がりやすいコンテンツを研究していくことがとても重要です!
また、コンテンツをUPするだけでは、なかなか反応の見極めをするほど反応が集まらないこと多々あります。特にSNSを立ち上げたばかり、という場合は、コンテンツをアップしても反応がなさすぎて、コンテンツをアップするモチベーションが下がってしまった。という話もよく聞きます。
ある程度、ページにファンがつき、メディアとして確立するまでは広告を少額でもかける事をおすすめします。特にFacebook広告はターゲティングを細かく設定する事ができます。国や都市などの細かいエリアや年齢・性別はもちろん、何に興味をもっているか?(日本食・日本文化に興味あり、海外旅行が好きな人)なども設定できるので、ピンポイントで来て欲しい人に向けて記事を配信していく事ができます。
まずはじめは広告でも記事を配信していき、自分のFacebookページに「ファン」をつけていくようにしましょう。これで、どんどんあなたの土地やサービスに興味をもってくれる外国人と接点をもっていく事ができると思います!

【この記事を書いた人】
寺島菜緒|運用チーム責任者・執行役員
リスティング広告のコンサルタントを7年間経験。その後制作チーム部長。現在はSNSマーケ運用チームの責任者。中小企業~大手クライアントまで様々な業種を担当。効果の最大化ができる施策をご提案できるよう、日々研究です。

About the author: beyond-global.jp