10月11日、いよいよ日本が入国制限の規制を緩和し、海外からの個人旅行客の受入を再開しました。約2年ぶりとなる訪日旅行客の受入再開に、早くも海外ユーザーからの宿泊予約が急激に増加する等、インバウンド復活に大きな期待が高まっています。
そこで当社が運営する、海外向けに日本の魅力を紹介するFacebookページ、ならびにInstagramアカウントの「Japan Concierge」にて、アンケート調査をアメリカに対して実施し、訪日旅行の需要や訪日旅行に期待することを約770名を対象に調査しました。
調査期間:2022年10月7日~2022年10月11日
有効回答数:764人(アメリカ対象・18歳以上・男女)
アンケート取得方法:インターネット調査(Japan Concierge調べ)
調査概要
・日本が受入を再開したことで、日本へ行きたいユーザーは98%
・半年以内に訪日旅行を検討しているユーザーが約80%
・訪日旅行に関する情報収集は、政府や企業の公式SNSアカウントが最も多い
・日本に訪れた際に「温泉を楽しみたい」「自然を楽しみたい」「日本料理を楽しみたい」ユーザーが多い結果に
・日本で訪れたい場所は東京や大阪、北海道などの人気観光地に行きたいユーザーが45%
また、自然が多い大都市周辺のエリアを訪れたいユーザーも37%と多い
・訪日旅行での不安点は4割が「なし」と回答
日本が受入を再開したことで、日本へ行きたいユーザーは98%
質問:日本が海外からの受入を10月11日より開始します。日本に旅行に行きたいと思いますか?
日本が海外からの受入を再開したことで、ほとんどのユーザーが日本へ行きたいという結果になりました。
半年以内に訪日旅行を検討しているユーザーが約80%!
訪日旅行の予定では、なんと約8割の人が半年以内に訪日旅行を予定しているという結果になりました。また約3割のユーザーは3ヶ月以内の訪日旅行を予定をしています。
約2年間の入国制限や、円安による影響により、訪日旅行需要がかなり高まっていることが窺えます。
8日以上の滞在を検討している層が最多!5日以上が95%と長期滞在を検討する層が圧倒的多数。
訪日旅行では、7日~2週間滞在を検討するユーザーが大半を占めていました。
以前よりアメリカユーザーは長期滞在の傾向がありましたが、コロナ後でも長期滞在は変わらないようです。
訪日旅行に関する情報収集は、政府や企業の公式SNSアカウントが最も多い。
訪日旅行の情報収集は「日本政府観光局や企業等の公式SNSアカウント」となっていました。次いで旅行口コミサイト、個人のブログやSNSアカウントからの情報収集が多くなっています。
旅行先の現在のオフィシャルな情報を求めるために、SNSというリアルタイムで情報を獲得できるプラットフォームが好まれているのではないかと考えられます。
企業や自治体は、よりリアルタイムに旅前・旅ナカユーザーに、SNSから情報発信を行うことが重要になるでしょう。
また、SNSのなかではFacebookを最も使用しており、次いでInstagram、Twitterという結果になっています。
Facebookはいまだに海外では根強い人気を誇ります。またTikTokが急激に情報収集SNSとして使用されるようになっており、ショート動画の需要が高いことが窺えます。
アメリカ向けにどのSNSを使用したら良いかわからない場合は是非参考にしてみてください。
日本に訪れた際に「温泉を楽しみたい」「自然を楽しみたい」「日本料理を楽しみたい」ユーザーが多い。コロナ前よりも温泉や自然のコンテンツーニーズが増加傾向に。
訪日旅行で、何を行いたいかという質問に対して、「温泉を楽しむ」という回答が約3割と最も多くなっていました。次いで「自然を楽しむ」「日本料理を食べる」という回答が約2割ずつとなっていました。
コロナ禍の自粛生活や、密を割けるという点において、リラックスしたいという需要が高まっている可能性が高まっていると言えます。また日本料理はコロナ以前より引き続き人気コンテンツとなっています。
日本で訪れたい場所は、人気観光地と回答したユーザーが45%
日本で訪れたい場所は東京や大阪、北海道などの人気観光地に行きたいユーザーが約4.5割りとなっていました。アメリカではまだ日本に訪れたことがない人も多く、初めは有名な観光地に行きたいと思うユーザーが多いのではないでしょうか。
また、自然が多い大都市周辺のエリアを訪れたいユーザーも約4割と多くなっています。自然による癒し・リラックスする旅行が求められていると考えられます。
日本で訪れたい場所は、依然として王道観光地が人気の傾向であるが、富士山
はダントツ人気。九州エリアは県ではなく”九州”として認知されている結果に
日本で行ってみたい地域の名前を自由回答にて聞いたところ、東京や北海道、大阪、京都、有名な地名をあげる人が多い結果となりました。また、都道府県名よりも市の名前が認識されており、その名前が上げられている県も見受けられました。
主要都市以外では、まだまだ認知がされていない場所も多く、認知度拡大のためはプロモーションは必須になってくるでしょう。
都道府県名ではなくエリア名で回答した人もおり、エリアでは九州と回答した人が7人となりました。九州や東北は各都道府県毎ではなく、エリアとして認識している人もいるようです。
また、スポットでいうと富士山と回答した人が47人となり、日本のランドマークである富士山の人気が高いことが窺えます。
訪日旅行での不安点は4割が「なし」と回答。コロナよりも心配なのは”言語”。日本に対して言語が通じるかを最も心配している層が多数
訪日旅行への不安点や懸念点を聞いたところ、約4割のユーザーは不安点や懸念点はなしと回答しました。
懸念点として多かった回答が「言語やコミュニケーション」でした。訪日旅行客の懸念点を払拭するためにも、サービスの多言語対応は必須で行うことを推奨します。
まとめ
今回の調査で、アメリカの訪日旅行に対するモチベーションや各地域の知名度が明らかになりました。
すぐに訪日旅行を予定しているユーザーも多いことから、インバウンド向けのプロモーションや受入体制の整備はすぐにでも取り掛かることが必要となるでしょう。
訪日旅行の需要は非常に高いため、しっかりと準備を行い、インバウンド復活に向けて日本全体で盛り上げていきましょう!
株式会社BEYONDでは、インバウンド向けプロモーションや、このような海外に向けての国毎の市場調査やマーケティングが可能です。
海外向けのSNS運用に関しては、大手企業や自治体含め、300社以上の実績を誇ります。
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